結論から言いますが、辞めた理由は1つじゃありません。
その多数ある理由を1つ1つ細かく解説していきますね。
中国輸入は文字通り、中国から商品を輸入し日本で転売して差額を利益として儲けるビジネスモデルになります。
言葉では簡単に説明できますが、いざやろうと思うとなかなか大変なのが事実です。
理由1.リサーチ疲れ
商品リサーチ
まず、中国輸入であれば売れている商品が中国の商品なのかどうかを知る必要があります。
ここを明確にしておかないと、いざ仕入れをするとなった時にあれ?ない?どうしよう!?となるのです。
確かに中国は商品数は膨大だが必ずしも何でも揃っているというわけではない事を理解しておく。
需要リサーチ
自分が良いと思った商品であっても世の中に需要がなければ意味がありません。
売れる商品と売りたい商品は完全に別物。
ビジネスとは需要と供給で成り立っていることを理解する。
価格差リサーチ
どんなに需要があって良い商品であっても利益がとれなければ意味がありません。
これはビジネスの基本です。
中国輸入はよく薄利多売(はくりたばい)と言われます。
文字通り、薄い利益で多く物を売ることです。
それはそれでいいのですが、例えば
もし売れ残った場合、数が多いと売りさばくのも大変ですし、在庫の山であふれかえります。
個人が薄利多売もいきすぎると先が思いやられます。
大手の100円均一ではないのですから。
ライバルセラーリサーチ(Amazon相乗り出品)
Amazon販売の相乗り出品においてライバルリサーチは必須です。
同じ商品を販売しているセラーが何人ぐらいいるのかを把握することや、中国輸入をやってるセラーをチャックし、セラーの商品でリサーチをかけていくのも友好的です。
仮想販売個数リサーチ(Amazon相乗り出品)
これは同じ商品を販売しているセラーたちが1週間ぐらいで何個売れているのかを把握するのが目的です。
ここである程度の売れる個数の把握を仕入れを行います。
理由2.やることが多い
仕入れ
商品を自分が直接、中国から買い付けるのは難易度が高いので買い付け代行業者に依頼をします。
注文ファイルがあってそれに記入してお願いをするんですが、これがなれるまでがちょっと面倒です。
1商品に対しての項目としては
・商品目(中国語)
・商品ページURL
・個数
・色orサイズ
の記入をしなければいけません。
商品が10種類ならこれを10個用意しなければいけません。
検品
普段我々が使っている物はほとんどが中国製品です。
最近はクォリティーが高く、国内製品かと思うくらいです。
ですが、それは日本の企業が品質管理をしているから実現しています。
直接、中国の企業から買い付けるのでそうもいきません。
まず、日本は【おもてなし】の国であり、日本人は気配りが上手です。
ですが、それを裏返すと細かいし、厳しいのがちょっと面倒ですよね。
海外での商品の箱は物を守るものであり、潰れているなんてよくあること。
しかし、日本ではありえません。
日本では箱すらも商品の一部であるという認識だからです。
なので後にクレームに繋がらないようしっかりと検品をおこなう必要があります。
梱包
箱が付いている商品なら中身が出ないようにテープだけ貼るとか、そのままでも結構ですが、箱が無い物に関してはOPP袋などに入れ包装する必要があります。
それを何十個と梱包しなければいけません。
下記記事にOPP袋について書いています⇩
FBA納品
梱包した商品は、もういつでも売りに出していい状態なんですが、Amazonで販売する際にはFBA倉庫というAmazon独自の商品在庫管理倉庫へ納品しなければいけません。
その際に必要な書類を印刷したり、バーコードを印刷して商品1つ1つに貼る地道な作業をしないといけません。
これを間違えると納品してもらえず、段ボールごと自宅へ返送されます。
関税がらみや法に触れるリスクがある
関税と聞くと貿易会社のような会社組織が払い、個人事業にはあまり関係ないかのように思われている方も多く、実際には個人でも関税はかかりますし、物により課せられる税の%や金額が変わってきます。
法律に関しては知りませんでしたでは済まない事もあります。
まず、中国からの海外ブランドは高確率で偽物なので仕入れるのはご法度です。
物によっては資格が必要な場合もありますし、何個以上で資格が必要だとかもあります。
私は過去に資格がらみで関税で商品を押収されたことがあります。(※法を犯したわけではありませんよ。w)
まとめ
中国輸入の解釈としては中国から物を安く買い付けて、日本で高く売り価格差で利益をあげる非常にシンプルなビジネスなんですが、ここまで読んでいただけたらもう薄々感じてはいると思いますが、非常に面倒くさいことが多いです。
数字の管理も複雑で在庫リスクを伴い一人で全てはやりきれないのでいつかはパンクします。
自動化も可能ですが、初心者が小資金で始めるなら正直言って結構しんどいです。
私は普段、サリーマンですが、サラリーマンが副業でやるようなビジネスモデルではないと思っています。
ビジネスモデルは問題ないし、稼げます。
ただ、私が会社勤めの合間で上記の内容をやれるような作業量ではないため辞めました。
これが私の中国輸入を辞めた本当の理由です。
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