習志野市茜浜女性殺害事件(ならしのしあかねはまじょせいさつがいじけん)
2013年(平成25年)6月23日(日)の夜ごろ。
千葉県習志野市茜浜1丁目の高瀬緑地公園の間にある県道15号線沿いの緑地帯。
同市の谷津在住で人材派遣会社社員の女性【広畠かをり】さん(当時47歳)が、何者かに襲われ殺害されたという事件が起きている。
この未解決事件についての真相や謎、真犯人について迫りたいと思います。
事件現場
高瀬町緑地の中の道中。
出典:https://www.sankei.com/
110番通報の内容
2013年(平成25年)6月24日(月)午前10時40分ごろ。
男性清掃員(63歳)が発見し110番通報。
千葉県習志野市茜浜の緑地で、女性があおむけに倒れているとのこと。
多数あるサイトの記事によっては、【女性があおむけに倒れて死亡している】と通報があったというものもよく見られるが、”倒れている”という通報と”死亡している”の通報では全く違ってくる。
死亡しているという通報なら、確信しているということ。
ならば、脈を計るなり死を断定したと言うことになる。
それか、見た目からして確実に亡くなっていることがわかるかだ。
第一発見者が他にいた
通報同日の24日の午前6時ごろ。
事件現場付近を散歩していたという70歳代の男性。
緑地帯にて、人の膝(ひざ)が見えたと言う。
しかし通報までに至らなかった理由は、【酔っ払いが寝ている】と思ったからだと証言している。
まあ早朝6時ごろに酔っ払いが寝ていると思ったのも不思議ではない。
というかそう思いたい…絶対にダメだが、ちょっと見て見ぬふりをしてしまいそうになる心理も分からなくもない。
もし関わったら、面倒な事になるかもしれない…そう思うだろう。
しかし、人気のない緑地帯に女性が寝ているのは不自然だし、事件当日は月曜日だった。
酔っ払いが寝ているにしては、おかしな光景だと思うが。
被害者女性の死因
司法解剖により、死因は首を圧迫された事による窒息死と判明。
しかし、遺体には上半身を中心に殴られたとみられる複数の跡と複数の皮下出血があった。
また、靴が脱げており着衣に乱れがあったことから、被害者は犯人とかなり激しくもみ合ったと思われる。
ここで疑問に思うのが、何故素手なのか?
刃物か何かしらの武器を持っていてもよさそうだが。
激しくもみ合ったとされる様子から、焦っていたのか、自分も危ない状況のギリギリの状態だったのか…
私が想像した感じだと、後ろから羽交い絞めにしている人がいて、正面から殴る人がいて、複数犯の可能性がありそうだが。
事件当時の被害者女性
黒色のTシャツにベージュのズボン姿。
被害者女性は、23日正午まで自宅マンションの行事に参加していた。
そして、その日は仕事だったが無断欠勤している。
午後9時ごろ、自宅から事件現場までの間の複数の監視カメラに現場方向へと向かう被害者女性と見られる女性の姿が映っていた。
この内容からして、通勤途中に襲われた可能性が非常に高い。
ということは、待ち伏せていたのか?
それとも偶然(流れ犯行)だったのか?
事件の推測
23日の9時ごろから自宅から事件現場までの道中で複数の監視カメラに映っていた。
このことから会社へ向かう通勤途中に何者かに殺害されたとみている。
そして、現場付近では持っいたとされるカバン、財布、携帯電話などが散乱していた。
また財布の中身を物色している様子があり、カード類は残っていたが紙幣や小銭の現金は全て無くなっていたことから少なからず、金銭目的の犯行の可能性がある。
しかし、ここでも謎めいた事がある。
初めから金銭目的の犯行なら、覆面を被り、ナイフなどの武器を持ち、脅して金銭を奪う事も出来たはず。
なのに、素手でありながら殺害までしている。
そして、かなりもみ合った痕が遺体から確認できる。
金銭を奪うためだけに殺人を犯す理由としは薄いような気がします。
もしかしすると、予想以上に叫んだり暴れたりしたのでとっさに首を絞めて殺害した可能性もある。
だが、金銭目的の犯行で被害者が暴れたり、叫んだりした場合は逃げるような気がします。
それから、現金だけを抜き取り、証拠を残さぬ犯行。
いかにも手慣れた犯行か?
殺害するつもりがなく殺害してしまったのなら、財布の現金、しかも小銭まで冷静に盗って逃げるといった行動は起こさないと思う。
直近で似たような犯行があった
同事件の10日ほど前の2013年(平成25年)6月14日午前3時25分頃に同じ千葉県内で似たような素手による路上強盗が起きていた。
場所は、千葉県中央区富士見の歩道。
若い感じの男女二人が女性の顔面を殴るなどして負傷させ、現金等が入ったショルダーバッグを奪って逃走する事件があった。
殺人事件とまではなっていないが、この犯人2人は捕まっておらず、未解決事件となっている。
このことから、同事件にも関与していた可能性は十分にありえる。
この別事件のことを踏まえたうえで、同事件のイメージからですが、男が被害者の後ろから首を絞め、女が正面から殴るというのが想像できる。
しかも、皮下出血の痕が複数見つかっていることから、かなりの回数殴られていることがわかる。
そこで思うのが、殴った犯人が男だったとするのなら、一般的に殴る力も女よりは強い。
なので、もっと骨折とか皮下出血どころではすまないと思う。
同事件の被害者の遺体の様子から、男女二人の犯行なら辻褄が合うような気がする。
一時は犯人逮捕へ
事件発生から3年近くが経過していた2016年(平成28年)3月3日。
別の窃盗事件で府中刑務所に服役していた50歳の中国籍の男が本事件に関与した可能性が高まったとして、男の出所当日に殺人容疑で逮捕した。
理由は、周辺の防犯カメラの画像の解析や遺留物の分析などを続けてきた結果、この男が浮上した。
また、被害者の体に付着していた微量のDNA型がこの男のDNAと一致したため、逮捕に踏み切った。
しかし、千葉地検は起訴に至るまでの証拠が集まらなかったとしており、6月には嫌疑不十分で不起訴処分としている。
そして、その後に在留資格が切れているとして身柄を東京入国管理局に引き渡している。(中国に退去強制)
このことによって迷宮入りの未解決事件となった。
恐らく、この中国籍の男性は以前に窃盗事件で服役していたということなので、金銭目的で倒れている被害者に近寄って触れたのではないかと思われる。
そうこうしている間に事件は証拠を思うように集められず、未解決となっている。
もし、本当に犯人だったとしても証拠が起訴できるほど集められていないし、証拠が揃ったとしても中国へ強制退去させられているので再逮捕は難しいだろう。
職場が現場近くの方の証言
証言Aさんは、殺害現場となった場所を実際に夕方17時ごろ歩いたそうです。
現場周辺は夕方でも真っ暗で、歩行者が全くいない(一人も)そうです。
そのため、大声をあげても100メートル圏内には人はいないので聞こえない。
そし街灯もなく、女性一人で歩くのは自殺行為だと語っていました。
被害者自身が、そんな若い女性でない事から痴漢などの犯罪の心配はないと油断していたのかかもしれない。
それからそこの道を通って行くのが、職場へのアクセスが最短だったのだろう。
習志野市茜浜女性殺害事件について
この事件で、より一層女性が夜分に一人で歩くのは非常に危ないと感じた。
もちろん、女性に限った事ではないが。
道が近いなど理由よりも、何より安全を考慮する方が大切な事に気付かされる。
二度とこのような事件はあってはならない。
そのためには、個人が危険に対する意識を高める必要もありそうです。
※個人的な見解を多く含んでいますので、事実とは異なる点がありますことをご了承ください。
最後に、亡くなられた広畠かをりさんのご冥福をお祈りするとともに、犯人が一日でも早く捕まることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
習志野警察は怠慢だらけです!
実籾駅北口のくすりの福太郎前の横断歩道は、赤信号を無視する車両が多発!南口の信号機がない横断歩道も90%は一時停止無し!
実籾交番の警官に報告したが、監視はしているのですが手が回らない!との返答!要するにやる気がない!