トミー・リン・セルズ(大量殺人鬼)って何者?過去の殺人や生い立ちについて

2020年4月30日(木 19時57分~21時00分の放送

奇跡体験!アンビリバボー】

~疑惑の殺人事件に協力を依頼したのは大量殺人鬼!~

【息子が殺害!疑問を持ったジャーナリストが協力を求めたのは大量殺人鬼!しかし、この依頼が衝撃の展開をみせることに!殺人事件のアンビリバボーな真相とは!?】

ということで、1997年にアメリカで起きた10歳の男児殺害事件で母親が冤罪となった事件について放送されました。

そこで、この事件の真犯人であった【トミーリンセルズ】という殺人鬼がどんな人物だったのか?

また、どのような経緯で大量殺人鬼となったのかを調査しました。

【トミー・リン・セルズ】(シリアルキラー)という人物

出典:https://upload.wikimedia.org/

プロフィール

・名前:Tommy Lynn Sells(トミー・リン・セルズ、トミーリンセル、トミーリンセルスとも訳されていることがある)

・生年月日:1964年6月28日

・出身:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 オークランド

・家族:双子の妹タミー・ジーン、兄2人、弟3人、父のウィリアム・セルズ(実父のジョー・ラビンズ)母のニーナ

・死亡:2014年4月3日(49歳)【死刑判決により薬殺刑(やくさつけい)】

・犯罪:70人以上を殺害したとされる

・別名:「コーストトゥコースト」、クロスカントリーキラー

・その他:かなりの酒飲みで薬物乱用者

 

【トミー・リン・セルズ-精神病者の心】というドキュメンタル映像(動画)です。

登場人物は【トミーリンセルズ本人】

※日本語ではないので、字幕(日本語)設定のうえ視聴ください。

大量殺人鬼【トミー・リン・セルズ】の生い立ち

殺人を犯すことに対して、トミーは実際にこのように語っている。

【誰を殺すかじゃないんだ。血の感覚のためなんだ】

【人を切りつけるときにパカッと開く肉の感覚・・・・・・あの感覚の中毒になってるのかもしれないね】

【何人殺したかなんて数えたことなんてない。70人以上なのは確かだけどね】

 

殺人鬼となりゆく原因は、幼少期にさかのぼる。

ニーナは我が子を可愛がることなく2歳になると叔母に育ててくれと押し付けた。

ニーナが一度も会いに来ないため、叔母はトミーを養子にしようと手続きを始めた。

しかし、それを知ったニーナは激怒し5歳までの約3年もの間育ててもらった恩を仇で返すようにトミーを連れて帰り二度と叔母には会わせなかった。

 

こんな複雑な環境で育ち、辛い幼児期を過ごしたトミーは両親からの愛情を感じられずに心は閉ざされていく一方で、わずか7歳で不登校児になっている。

おまけに母はそんなトミーに無関心であり放置、トミーの事を嫌っていた。

 

トミーは8歳になることろ近所に住む男性と友だちになる。

しかし、この男は後に小さな男の子に対して性的いたずらをした罪で逮捕されている。

そして、トミーもこの男【小児性愛者】の被害者だったことが明らかになっている。

 

また、祖父もかなりトミーへ悪影響を与えている。

祖父はトミーが7歳のときから酒を飲ませ、10歳になるころにはマリファナを吸い始めたのも祖父のせいだと見られている。

こんな環境で育ったトミーは何が悪く、何が良いのかの区別もつかず成長していくのだが、のちに母親を強姦しようとまでしている。

 

そして、トミーは14歳になるころには家出をし、貨物列車に忍び込んで移動しながら窃盗を繰り返し一人で生きるようになった。

 

実に壮絶な生い立ち。

両親や祖父母がいたにも関わらず、ずっと1人で生きてきたような。

そして、愛情を一切感じられず善悪もわからぬまま大人になった。

まるで感情のない人間になってしまったように感じる。

【トミー・リン・セルズ】の殺人鬼の幕開け

トミーの初の殺人は15歳の時。

偶然泥棒に入った家の主人が少年に対し性虐待しているのを見て逆上して殺してしまったと明かしている。

わずか15歳で殺人を犯すなど正直、まともではない。

それから次々と殺人を犯している。

殺人歴(明かされている範囲)

・1987年5月:ニューヨーク:スザンヌ・コルチ殺害

・1987年11月17日:イリノイ州:Dardeenファミリー殺人事件

・1988年9月11日:マサチューセッツ州ローレンス:メリッサ・トランブレ殺害

・1997年10月13日:イリノイ州ローレンスビル:10歳のジョエル・カークパトリック殺害(【奇跡体験!アンビリバボー】で放送された事件)

・1997年11月18日:ミズーリ州スプリングフィールド近く:ステファニー・マハニー殺害

・1998年4月15日:テキサス州:トーマス・ブロース(同僚)の殺害

・1999年4月18日:テキサス州サンアントニオで:9歳のメアリーベアトリスペレスの殺害

・1999年5月23日:ケンタッキー州レキシントン:ヘイリーマクホーンの性的暴行および殺害

・1999年12月31日:テキサス州デルリオ:ケイリーン・ジョー「ケイティ」ハリスの性的暴行と殺人

70人以上は殺害しているよいう本人の証言から、これでもほんの一部にずぎない。

あまりにも多すぎる殺人と犠牲者の数。

個人的には、殺人に対しての刑が軽すぎるように思う。

 

アメリカの連続殺人犯のリストにも名前が刻まれている。

簡単に訳すると【おそらく70人を超える数十人を殺害したことを告白し、6人だけが確認された】と書かれています。

ですが、実際に確認されているのは22人ですし、もっと多い数ですので、記載当時だと思われます。

【トミー・リン・セルズ】の補足とまとめ

1993年に刑に服している間に発覚したのですが、トミーは”双極性障害”(簡単にいうと、うつ病を慢性的に繰り返している状態)と診断されています。

そして、過去に【Nora Price(ノラ・プライス)】という女性と結婚をしています。

しかし、数年で破局しています。

 

何故、このような殺人鬼になってしまったのか?

そう疑問に思う点は多くありましたが。

真実を知ることで【そんな人生ならならざるを得なかったのかもな…】って思ったりもします。

ですが、殺人は何があろうと絶対にいけないこと。

 

トミーリンセルズがどうこうの前に家庭環境や親の愛情不足が大きく彼の人生を変えたのではないだろうか。

きっと寂しい思い出溢れていた事でしょう。

心のよりどことがなく、不安で辛い毎日、だけど生きていかなくてはいけない。

だから、感情捨てるしかなかった。

そのように感じます。

このような凶悪な殺人事件が起きないような家庭環境、子育てにもっと目も向けてほしいものです。

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