インドで飛行機が着陸に失敗した原因は何?過去にも何度かオーバーランしていた?

インドで旅客機が着陸失敗 17人死亡 120人以上けが

インド南部で、旅客機が着陸に失敗し、これまでに17人が死亡した。

南部ケララ州の空港で7日夜、アラブ首長国連邦のドバイから到着した、格安航空会社「エア・インディア・エクスプレス」の旅客機が着陸に失敗し、大破した。

航空会社によると、旅客機には、乗客乗員あわせて190人が乗っていたが、これまでに操縦士2人を含む17人の死亡が確認され、現地メディアによると120人以上が負傷した。

インドでは、新型コロナウイルスの影響で、国際線の定期便の運航は、原則、停止されていて、今回の旅客機は、国外にいるインド人の帰国を目的に運航していたという。

https://news.yahoo.co.jp/

 

インドで飛行機の着陸に失敗し、死亡事故が起きていますがその原因として悪天候での着陸でオーバーランしたと言われています。

しかし、過去にも同様の事故が起きていますので調査しました。

2010年5月22日【812便】

ドバイ発マンガロール行きの定期旅客便、エア・インディア・エクスプレス812便が着陸時にオーバーランし、滑走路先の崖から転落して炎上。

この事故で、幼児4名を含む少なくとも158名が死亡した。

生存者はわずか8名だった。

しかし生きていただけでも奇跡だ。

 

この事故の原因は機長が不安定なアプローチと着陸を継続したことでした。

上空から降下を開始した地点が通常より空港に近く、高い高度のまま空港に接近してしまった。

3回にわたる副操縦士の着陸復行の提案があったにもかかわらず、機長は着陸を敢行した。

滑走路中央を過ぎたあたりに着陸したが、そのまま通常の着陸操作を開始し、着陸復行を開始したのが遅すぎた。

2019年6月30日【 IX384便】

ドバイ国際空港発マンガルル国際空港着のエア・インディア・エクスプレス IX384便のボーイング737-8HGがに着陸した際、滑走路をオーバーランしている。

搭乗していた183人は全員無事で機体にも大きな損傷は無かった。

しかし、乗客は非常に怖い思いをしたのは言うまでもない。

 

事故の原因は、追い風の着陸で濡れた路面という悪条件の中、ブレーキ操作が不適切だった模様。

死傷者が出なかった事が不幸中の幸いだが、操作ミスで終わらせてはいけない出来事だ。

2020年8月7日【1344便】

1344便は大雨の中、カリカット国際空港の滑走路28への進入を開始し着陸復航を行った。

2度目の進入は14時11分に行われ、1344便は滑走路10に着陸した。

事故当時は空港付近でモンスーンが発生していたため、視界が著しく悪かった。

 

機体は滑走路内で停止せず、11 mの深さがある渓谷に滑り落ちた。

事故による火災は発生しなかったが、衝撃により機体は2つに割れた。

さらに、138人が負傷し、パイロットを含む17人が死亡した。

 

着陸の際の条件が悪かったこともあったのだろうが、パイロットの操作ミス、判断ミスは事実としてある。

教育、指導面がかなり気になるところ。

このような事故が相次ぐと、利用者も激減するのではないか?

飛行機は乗り物の中で、最も事故が少ないとされているが、これだと安心して利用することは出来ないだろう。

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