ギャンブル依存症の末路を12年越しに語ろうと思う。【本当に地獄】

今思うと本当に世の中には知らなくていい事ってあるんだなって思います。

私にとってはそれがギャンブルでした。

 

始まりは当時(18歳)の私はゲーセンで親友とよくコインゲームをして遊んでいたのですが、ある日その親友とパチンコ屋に行くことに…

本当に始まりは何気ない感じで、記憶もはっきりしていません。

それから気付いたら足を運ぶ回数が増えてハマるのも時間の問題でした。

 

パチスロにハマった原因

元々、やりたい事もなかった私は適当に勤めて仕事終わったら遊んでパチンコ屋行ってそんなくだらない毎日でした。

今思うと本当に最低ですが、車に彼女を残してパチンコ屋に行った事もありました。

そんな私を見かねたのか当時3年ほど付き合っていた彼女に突然別れを告げられ…もう心は不安定になり落ち着きがなく情緒不安定とはこのことかと言わんばかりの状態に。

 

しかし、それどころではない悲劇が待っていました。

親友が交通事故で亡くなったのです。

私は何日も何日も悲しみに暮れて現実を受け入れきれずにいました。

そんな時、現実から逃がしてくれたのがパチンコ屋だった。

 

ギャンブルでの借金

私は【働く意味】【生きる意味】がよくわからなくなって現実逃避をすることが多くなり、仕事にも手がつかず退職することに。

退職したのはいいですが普段から金使いが荒く、ローンもあり18歳とは思えないほど支払いが多く、実家暮らしで家賃無しの食費無しのおまけに家にお金は一切入れていませんでしたが月に10万を超える支払いがありました。

 

それでもまた行ってしまう…だってパチスロだけが自分を癒してくれたのだ。

パチスロの台を打っている時だけが唯一何も考えなくていい時間だった。

 

それからというもののギャンブルへの依存は加速化し、給料も支給日から3日で全額使い込むほどに…一歩一歩闇の世界へ…

そうもうわかっていると思う。

私はついにギャンブルをするために借金をするのです。

 

複数の消費者金融から総額100万円ほどの借金を背負うことになりました。

 

ギャンブルが原因で借金背負いうつ病になる

なんとか仕事は転々としながらも食いつないでいましたが、毎月多額の支払いがありながら給料は支払いに充てる前にパチンコ屋へと逃げていく。

ローンの支払いができないうえに消費者金融の返済ができなくなり、毎日電話が鳴りっぱなしで心もお金も完全にショートしました。

何もできなくなってしまったのです。

 

親に頼るも私の親も貧乏で親自体もギャンブルではないですが借金まみれでした。

ですが結果的には母が私の借金とローンを全額肩代わりしてくれて、自身の借金の債務整理を行い、戻ってきた過払い金でそこに充ててくれてどうにかなりました。

本当に感謝の気持ちと情けない気持ちと申し訳ない気持ちが押し寄せてきました。

 

それから私はギャンブルとは強制的に距離を置くこととなったのですが、心は完全に闇に引き込まれ本格的にうつ病となりました。

ここから1年以上ニート生活が続きました。

 

やめていてもたった一度打てば甦るあの感覚

ギャンブルでもパチスロの怖いのがこれなんです。

一度はギャンブルから離れていてもたった一度打ってしまうだけでまた戻ってしまうのです。

自分の意思とは反して起こること、わかっているのにやってしまう…これが依存症なんです。

 

12年経った今でも私は戦っています。

何度も妻に誓いました。

もうパチンコ屋にはいかない事を…

そして何度も破り続けてたくさん泣かせてたくさん泣きました。

守り切れないんです。

病気だから…ギャンブル依存症は精神疾患の1つとして認められているんです。

 

そう自分でどうにかなるもんじゃない。

そんな甘くはない。

だから家族の協力が必要なんです。

 

私はギャンブル依存症を克服するために変な羞恥心やプライドを全て捨てました。

もう一度家族とちゃんと笑えるように。

 

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